camellia が詠う場所

詩を読みます。

作品番号 14 - 消炭の夢

どれほどの年月だったか
どれほどの時間でもない

気がつけば燃え尽きていた
気がつけば燃えカスだった

あの当時の僕が輝いていたとは言うまい
この現状の僕は消炭としか言うほかない

炭を集めてダイヤモンドになるのなら
炭を集めてあの至極の輝きを放ちたい

酸化アルミがルビーの色深さをもつなら
酸化して劣化したは僕もそうでありたい

失った10年が僕を醸成するのなら
失った10年をその時間と思いたい

失った時間が僕を圧縮しているのか
失った時間が僕の価値を高めるのか

未だ消炭の僕に分かりようもない
未だ塵芥の僕に資格があるものか

ただあの輝きを求めて止まぬ
ただあの色深さを夢見ている